黄石公の靴を拾う図
「張良」は秦末期から前漢初期の政治家・軍師。字は子房。諡は文成。劉邦に仕えて多くの作戦の立案をし、劉邦の覇業を大きく助けた。蕭何・韓信と共に漢の三傑とされる。劉邦より留(現在の江蘇省徐州市沛県の南東)に領地を授かったので留侯とも呼ばれる。黄石公から太公望兵書(六韜-りくとう)(または「三略」)を授かり、秦を滅ぼし漢国の建国に尽くした人物。
奥義を渡す図
「黄石公」は中国秦代の隠士。張良に兵書を与えたという伝説で名高い。
黄石公が自分の靴を張良にひろわせ、履かせるように言いそれに従った張良に「謙虚さこそが宝である」「奥義を伝える価値がある」と言って「太公望兵書-六韜(りくとう)-」という兵法書を授けた人物。
仙人鶴に乗り天を舞う図
後漢の時代の方士「費長房」。壺公(ここう)という薬売りの弟子となって修行をしたが天界へ昇ることは無理と言われ、地上に残って仙人になった人物であり、千人鶴に乗り天を舞う図柄が彫られている。